先日、あるチームでこんなテーマのグループセッションを行いました。
「声」
サッカーの現場ではよく聞く言葉です。
「もっと声出せ」
「声が足りない」
でも、これを何度言っても
なかなかチームは変わりません。
なぜでしょうか。
声が出ない本当の理由
セッションの中で、選手たちに聞いてみました。
「昨日の試合、どんな声が出てた?」
すると
・ナイス!
・いいプレー!
こういった声は出ている。
一方で
・失点したとき
・ミスしたとき
・押し込まれているとき
この場面では
「声がなくなる」
ということが分かりました。
ここでよくあるのが
「だからもっと声を出そう」
となることです。
でも、それでは変わりません。
本当の課題は「意識」ではない
今回のセッションで見えてきたのは
声が出ない原因は“意識の問題ではない”
ということです。
では何か。
「何を言えばいいか分からない」
これが正体です。
声には「種類」がある
そこで選手たちと一緒に整理しました。
声にはいくつかの種類がある。
例えば
・鼓舞する声
・冷静さを取り戻す声
・指示の声
・支える声
特に今回出てきたのが
「冷静さを取り戻す声」
という新しい視点でした。
試合中はどうしても感情が動きます。
イライラする
焦る
不安になる
そのままいくと
・審判に文句
・プレーが荒れる
・チームがバラバラになる
でも
誰かが一言
「大丈夫、切り替えよう」
と言うだけで
空気が変わる。
分かると、できる
面白いことに
声の種類を整理しただけで
選手からこんな声が出てきました。
「これなら出せそう」
「今まで何言えばいいか分からなかった」
つまり
分かれば、できる
チームが変わる入り口
今回のセッションで起きた変化はシンプルです。
・声の意味が分かった
・種類が分かった
・使う場面が見えた
これだけです。
でも、この「これだけ」が大きい。
声は気合いではありません。
技術です。
指導者へのヒント
もし今
「声が出ないチーム」
に悩んでいるなら
やることは一つです。
「どんな声を出せばいいか」を具体的にすること
・失点したときは何て言う?
・ミスした味方に何て声をかける?
・押し込まれたときは?
ここまで言語化すると
チームは変わり始めます。
最後に
今回のセッションで改めて感じたのは
「選手は考えていないのではなく
言葉を持っていないだけ」
ということです。
言葉が変わると
関わり方が変わる。
関わり方が変わると
チームが変わる。
その入り口が「声」です。
次は、この声を
実際の試合で使える形にしていきます。
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