もっと本気でやれ、では変わらない

ある中学生チームで、練習濃度を高めるためのセッションを行った。

テーマは、
「自分たちにとって、100%の練習とは何か」

指導者が答えを教えるのではなく、選手たち自身が考えた。

練習濃度を下げる私語、上げる声

まず練習濃度を下げる私語、上げる声について考えてもらった。

要求。確認。励まし。修正。準備の声。
これらは、練習濃度を上げる声になる。

一方で、関係のない話、集中を切る声、ふざけ半分の声は、練習濃度を下げる私語になる。

こういう意見が出てきた。

選手たちが決めた基準

次に、各学年で一つずつ基準を決めた。

1年生は、集合と休憩のメリハリ。
2年生は、アドバイスへの感謝と挨拶。
3年生は、集中した環境を作り、良いプレーを認め合い、高い要求をし合うこと。

面白いのは、学年ごとに出てきた言葉が違ったことだ。

1年生は、まずチームの一員としての基本。
2年生は、成長するための受け取る姿勢。
3年生は、チーム文化を作る責任。

まさに、それぞれの立場が言葉に表れていた。

基準は、決めた後が大事

もちろん、基準は決めただけでは変わらない。
明日の練習で使われるか。
1週間後も残っているか。
きつい時、コーチが見ていない時にも出るか。

そこからが本当のスタートだ。

指導者ができること

指導者ができるのは、答えを与えることだけではない。
問いを渡し、選手たちが自分たちの言葉で基準を作る場をつくること。

「もっと本気でやれ」と言う前に、
「本気とは、具体的にどんな行動なのか」
を選手たちと一緒に言葉にしてみる。

そこから、チームの空気は少しずつ変わっていくのかもしれない。
これからが楽しみだ。

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