【心理的免疫って何?】「ミスから切り替えられない」自分を変えたいサッカー選手へ
サッカー選手として、こんな経験はありませんか?
- ミスを引きずってしまい、次のプレーに集中できない
- 自分の意見を言いたいけど、嫌われるのが怖くて黙ってしまう
- 試合前、緊張でいつも通りのパフォーマンスが出せない
先日、あるサッカー部のグループセッションで、こんな悩みを持つ選手たちと話し合いました。テーマは「心理的免疫システム」と「自己対話」。選手たちが自分と向き合い、仲間の意見に耳を傾ける中で、次のような気づきが生まれていました。
■「ミスを引きずる自分」との付き合い方
ある選手は、試合中のミスを引きずってしまい、思い切ったプレーができないと悩んでいました。しかし、セッション後には「呼吸を整えて、次のプレーに集中するリセットルーティン」を取り入れたことで、自然とプレーが軽くなったと実感しています。
ポイント:
呼吸法やセルフトークで心を整える技術は、試合だけでなく日常にも応用できます。
■「周りの目が気になる」選手の葛藤
別の選手は、自分の考えを持っていても「嫌われたらどうしよう」と他人の意見に流されがちでした。そこで出てきたのが「本音を言ったら嫌われる」という“固定観念”。
セッションでは「それは本当に事実か?」と問い直すことで、自分の価値観に正直に生きる勇気が芽生えていました。
ポイント:
固定観念に気づくと、選択肢が広がります。小さな選択を、自分の信念で決めてみましょう。
■「試合に出られない不安」をどう乗り越える?
ある選手は、なかなか試合に出られず焦っていました。「今、何ができるか?」を考え、自主練や筋トレ、そして気持ちの波を整える“自己の言語化”を始めたと語ってくれました。
ポイント:
感情をノートに書き出すだけでも、心が落ち着きます。「なるようになる」と信じる強さもまた、メンタルの技術です。
■心理的免疫システムとは?
今回のセッションでは、「心理的免疫システム」という考え方を紹介しました。
- 自分が理想とする姿
- 無意識にやってしまう阻害行動
- その裏にある“本音の目標”
- 行動を縛っている固定観念
この4ステップを見つめ直すことで、自分の内側でどんな葛藤が起きているかを整理することができます。
■次の一歩に向けて
選手たちはセッションを通じて、自分の感情や思考と向き合い、「言語化すること」「聞くこと」「気づくこと」の大切さを実感していました。
今このブログを読んでいるあなたも、どこかで同じような悩みを抱えているかもしれません。大事なのは、悩むことではなく、自分を知ろうとすること。そして、小さな一歩を積み重ねることです。
▶︎ あなたへの問いかけ
- 「うまくいかなかったプレーを、もう一度やってみる勇気」はありますか?
- 「嫌われたくない」気持ちを越えて、自分の意見を伝えられますか?
- 「なんでミスを引きずるのか」を、言葉にしてみたことはありますか?
このような“問い”を持ち続けることが、あなたの「在り方」を強くします。
もしチームメイトと一緒に考えてみたくなったら、この記事をシェアしてみてください。きっと、言葉にできなかった悩みに気づく仲間がいますよ。
メンタルコーチ 西田明|選手の“心の成長”をサポートする対話と内省の専門家
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