「チームのために」を行動で示す男の決意
ある大学サッカー部の選手との1on1セッションで、印象的な言葉がありました。
「4年生としての姿勢を、自分のプレーで見せたい。」
新チームのスタートから2ヶ月。彼は最上級生としての責任と向き合いながら、自分なりの“リーダー像”を模索していました。
◆ 主務としての葛藤と成長
実は彼は今年からチームの“主務”という役割も担っています。チーム運営を陰で支える縁の下の力持ち。プレーヤーとしての時間を削ってでも、チームのために尽くすその姿は、すでに後輩たちの目に届いているはずです。
そんな彼が印象に残っている出来事のひとつが、カテゴリー昇格に向けたC1チームでの初参加。
「プレー強度もスピードも違って、全くついていけなかった」
と悔しさをにじませながらも、そこで気づいた自分の課題を、しっかり次の行動に繋げていました。
◆ 「自分のプレーで示す」覚悟
セッションの中で、彼が繰り返し口にしていたのは「やるしかない」という言葉。
・C1の強度に慣れるために、練習から全力で食らいつく
・主務としての仕事を手を抜かずやりきる
・Iリーグ2部での試合でも、得点やアシストなど目に見える結果にこだわる
その言葉には、「口ではなく、行動で伝える」という強い覚悟が滲んでいました。
◆ 未来の自分からのメッセージ
「半年後の自分が、今の自分に声をかけるとしたら、どんな言葉をかけると思う?」
そんな問いに、彼は少し間を置いてからこう答えました。
「自信を持ってプレーできてるよ。あの時、自分に向き合ってくれてありがとう。」
“未来の自分が、今の自分を励ましている”
そのイメージを描けたとき、人は「やらされる」から「自分で決めてやる」モードに切り替わります。
彼は、まさにその一歩を踏み出しました。
◆ あなたへの問い
いまのあなたにとって「示したい姿勢」はなんでしょうか?
それを“言葉”ではなく、“行動”で示せていますか?
誰かに認められるためではなく、未来の自分に誇れるような行動を、今日一つ積み重ねてみませんか?