ある大学サッカー選手と、こんな話をしました。
「プロになってから伸びる選手と、伸び悩む選手の違いは何だろう?」
もちろん、才能はあります。
環境もあります。
タイミングもあります。
運もあります。
でも、それだけでは説明できないものがある。
その選手が言った言葉が印象的でした。
「日常の解像度が違うんだと思います」
日常の解像度。
ただ練習を頑張る。
ただ食事をする。
ただ身体をケアする。
ただ映像を見る。
それで終わるのではなく、
なぜそれをするのか。
自分のどんな成長につながるのか。
どうすればもっと良くなるのか。
そこまで考えて、日々の行動を選べるかどうか。
同じ24時間を過ごしていても、
その積み上がり方はまったく変わってきます。
試合に出られるかどうか。
評価されるかどうか。
チャンスが来るかどうか。
そこには、自分ではコントロールできない要素もあります。
でも、チャンスが来た時に反応できる自分は、
日常の中でつくることができます。
僕は最後に、こう聞きました。
「じゃあ、これから1ヶ月、何を大事にして過ごしたい?」
彼は、こんなことを話してくれました。
結果に一喜一憂するのではなく、
自分でプロセスを決めること。
その中で起こる喜怒哀楽も含めて、味わいながら進むこと。
とてもいい答えだなと思いました。
成功するかどうかだけではなく、
自分で選んでいる感覚を持てるか。
うまくいく時も、いかない時も、
「自分はこの道を選んで進んでいる」と思えるか。
そこに、成長の手応えがあるのだと思います。
リバウンドメンタリティーとは、
落ち込まない力ではありません。
うまくいかない時に、
自分の状態に気づき、
本来大事にしたいものに戻り、
次の行動を自分で選び直す力です。
後から伸びる選手は、特別な魔法を持っているわけではないのかもしれません。
ただ、日常の解像度が高い。
そして、結果が出る前から、
自分で選ぶ日常を積み上げている。
その積み重ねが、いつかチャンスが来た時に、
殻を破る力になるのだと思います。



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