サッカーの試合で失点した直後、指導者はどんな状態になっているでしょうか。
「なぜ、あそこでミスをしたんだ」
「このままでは負けてしまう」
選手を何とかしたい気持ちから、つい声が大きくなったり、指示が増えたりすることがあります。
でも、その前に必要なのは、指導者自身が落ち着きを取り戻すことかもしれません。
まず、自分の状態に気づく
先日、育成年代の指導者研修で「失点後30秒の戻る設計」をテーマに考えました。
研修では「崩れた試合」と「戻れた試合」を振り返り、心のコップや6象限を使って、自分の状態を見つめました。
その上で、呼吸・姿勢・言葉を使った、自分なりの30秒ルーティンを考えました。
例えば、
ゆっくり息を吐く。
姿勢を整える。
「今できることに戻ろう」と自分に声をかける。
大切なのは、焦らないことではありません。
焦っている自分に気づき、戻る方法を持っておくことです。
選手が自分たちで戻れるチームへ
もう一つ大切なのは、指導者が毎回選手を立て直してあげることを目的にしないことです。
目指したいのは、選手自身が考え、仲間と声を掛け合い、自分たちで戻れるチームです。
そのために、日頃の練習でこんな問いを投げかけてみてはどうでしょうか。
「失点した時、自分たちはどうすれば次のプレーに戻れるだろう?」
答えは一つではありません。
選手自身が考え、試し、振り返る。その積み重ねが、チームの文化になっていきます。
リバウンドメンタリティーとは、崩れない力ではなく、崩れても戻る力です。
まず指導者自身が戻る。
そして、選手が自分たちで戻れる条件を整える。
次の試合で失点した時、あなたはどんな言葉で自分自身を整えますか。



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