【開催レポート】「子どもとの対話力を高める」オンラインセミナー
今回は、中学生の保護者の方々とオンラインで開催した「子どもとの対話力を高める」セミナーの様子をお届けします。思春期の子どもを育てる上で、「どう関わったらいいのか分からない」「つい口うるさくなってしまう」という悩みを抱えていませんか?
本セミナーでは、保護者同士が悩みを共有し、子どもとのコミュニケーションにおいて実践できるヒントを学ぶことを目的としました。
■ なぜ「対話力」が必要なのか?
思春期の子どもたちは、自立しようとする一方で、大人の関わりに敏感になります。そんな時期に、
- 「早くしなさい!」
- 「なんでそんなことするの?」
- 「だから言ったでしょ」
…といった“NGワード”が続くと、子どもの自尊心を傷つけたり、反発心を強めたりしてしまいます。
そこで今回は、「伝わる言葉の選び方」や「対話を通じて信頼関係を育む方法」に焦点を当てて学びました。
■ 参加者の声と学び
当日は中学1年生・2年生の保護者の皆さんにご参加いただきました。
セミナーではチャット機能を活用し、
- 「子育てで大変に感じていること」
- 「理想の親子関係とは?」
といったテーマで自由に思いを共有。皆さんの声からは、「一人じゃない」という安心感が広がっていたように感じました。
■ 今日からできる7つの実践ヒント
参加者の皆さんには、以下の7つの実践ポイントをお伝えしました。
- NGワードを避ける(例:「早く」「なんで」など)
- 自尊心を傷つけない言葉選び
- 表情や声のトーンなど非言語コミュニケーションにも気を配る
- 見張るのではなく“見守る”姿勢に変える
- 子どもの発達段階に応じた関わりを意識する
- “サンドイッチ話法”を活用する(肯定→伝えたいこと→肯定)
- キッチンなど目に付く場所に話し方のメモを貼っておく
どれもすぐに始められる、小さな一歩ばかりです。
■ 最後に
子どもとの関係性を築く上で、「話し方」や「聴き方」一つで、世界が変わることがあります。
子育ては正解のない旅。でも、対話を通じて、親子の関係が少しでもあたたかくなるお手伝いができたら嬉しいです。
今後も、保護者の皆さんが“安心して話せる場”をつくっていきたいと思っています。