最近、「整える」ということをよく考えています。
睡眠。
呼吸。
散歩。
掃除。
感謝。
スマホを見すぎないこと。
以前の私は、こういう話をどこか「意識高い系」っぽく感じていました。
正直に言うと、
「いやいや、そんなことで人生変わるなら苦労しないでしょ」
と思っていた時期もあります。
でも、60年近く生きてきて、最近ようやく少し分かってきたことがあります。
もしかすると、“整える”って、
「心の体幹トレーニング」
なのかもしれないな、と。
例えばサッカーって、強く当たられる場面があります。
体幹が弱いと、
すぐ倒れる。
踏ん張れない。
プレーが続かない。
でも、普段から体幹を鍛えている選手って、一瞬グラッとしても戻れるんですよね。
完全に崩れないわけじゃない。
でも、立て直せる。
心も同じなんじゃないかと思うんです。
人は生きていると、
・ミスする
・怒られる
・無視される
・失敗する
・不安になる
いろんな“当たり”があります。
その時、心の体幹が弱いと、
「終わった…」
「嫌われた…」
「自分ダメだ…」
と、一気に崩れてしまう。
しかも年齢を重ねると、体だけじゃなく、心にもまあまあ当たられます。
社会にも当たられるし、人生にも当たられる。
できればVAR導入してほしいくらいです。
でも、普段から整えている人は違う。
もちろん落ち込みます。
傷つかないわけじゃない。
でも、
戻れる。
ここが違うんですよね。
最近、仏教の話を聞いていて面白かったのが、
人は同じ反応を繰り返すことで、
「自分はこういう人間だ」
という“心のクセ”をどんどん強化していくらしいんです。
例えば、
ミスする
↓
落ち込む
↓
スマホ逃避
↓
自己嫌悪
↓
また不安
これを繰り返すと、
“崩れやすい心”が鍛えられてしまう。
これ、筋トレと同じですよね。
鍛えたものは強くなる。
問題は、何を鍛えているか。
逆に、
・ちゃんと寝る
・呼吸を整える
・体を動かす
・部屋を片付ける
・感謝する
・余白を持つ
こういうことを続けていると、
少しずつ“戻る力”が育っていく。
私は毎朝、散歩をしたり、掃除をしたり、日記を書いたりしていますが、
昔は「なんでこんな地味なことを毎日やってるんだろう」
と思っていました。
でも最近は、
「ああ、これは心の筋トレだったのか」
と思うようになりました。
地味ですけどね。
かなり地味です。
映えません。
毎朝4時に起きて深呼吸している60歳の話なので、華やかさはほとんどありません。
でも人生って、意外とそういう“地味な積み重ね”に助けられるんですよね。
だから私は最近、
「メンタルが強い人」
というより、
「崩れても戻れる人」
の方が、本当に強いんじゃないかと思っています。
最近、大学生の選手たちを見ていても感じます。
日常を整えることに丁寧に取り組み始めた選手が、少しずつ変わってきているんですよね。
睡眠。
食事。
言葉。
部屋の環境。
スマホとの距離。
そういう、一見プレーとは関係なさそうな部分を整え始めた選手が、
結果として、
Bチームからトップチームに上がったり、
大事な試合で落ち着いてプレーできたりする場面が出てきています。
もちろん、「整えれば必ず成功する」という単純な話ではありません。
でも少なくとも、
強いプレッシャーがかかった時に、
“戻れる力”
は確実に変わってくる。
そんなことを、最近現場で感じています。
そして、その力は、
特別な才能ではなく、
毎日の小さな習慣で育てられる。
そんな気がしています。
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