自分の“理想の姿”がパフォーマンスを変える 〜ビジョンボード・ワークショップ実施報告〜

あるサッカー部を対象に、ビジョンボードを用いた自己分析と目標設定のワークショップを実施しました。今回の目的は「目標を言葉とビジュアルで明確にし、日々の練習や生活の質を高めること」。メンタルコーチとして、選手たちの“内なるモチベーション”を引き出す支援を行いました。

なぜビジョンボードなのか?

人は「見える目標」に向かう時、大きな力を発揮します。今回のワークでは、自分の理想のプレーや目指す姿を画像・言葉で可視化し、スマートフォンの待ち受け画面に設定するという実践的な取り組みを行いました。これが、日々の意識と行動にじわじわと変化をもたらします。

また、ビジョンボード作成とあわせて、サッカー人生を振り返る自己分析ワークも実施。「これまでで一番うれしかった試合」を思い出し、その背景にある価値観(=自分軸)を言語化することに挑戦してもらいました。

「ゾーン」「フロー状態」もキーワードに

ワークの中では、メンタルとパフォーマンスの関係にも触れました。特に注目したのは「ゾーン」や「フロー状態」といった、集中力と没頭感が極まった状態について。目標が明確であり、なおかつその目標に日々近づいている実感があると、人は自然とフロー状態に入りやすくなります。

ビジョンボードはその状態をつくる“入り口”にもなります。

今後の取り組みと選手への課題

今回のワークショップをきっかけに、以下のアクションプランをチームで共有しました:

  • Canvaを使ってビジョンボードを作成する
  • 完成したビジョンボードをスマホの待ち受けに設定する
  • スタッフ:選手のモチベーションを支える仕組みを一緒に考える
  • メンタルコーチ:提出されたビジョンボードと目標への個別フィードバックを実施

選手一人ひとりが、自分の言葉で描いた目標に向けて主体的に行動していく姿勢を応援していきます。


終わりに

このワークショップを通して、選手たちは「自分がどうなりたいか」を考える時間を持ちました。これは、技術や戦術以前に必要な“土台”です。

今後も、こうしたメンタルトレーニングを通じて、選手自身が「内側から強くなる」支援を続けていきます。

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