「指導において、どんな心を育てたいか
4月27日に実施した少年サッカー指導者向けグループコーチング第3回セッションについて、レポートをお届けします。
🔵これまでの歩み
第1回のテーマは、「なぜ指導者をやっているのか」。
▶ サッカーを通じて子どもたちを成長させたい
▶ サッカーに育ててもらった恩返しがしたい
▶ チームスポーツの素晴らしさを伝えたい
──そんな原点の想いを、指導者一人ひとりが言葉にしました。
第2回は、「どんなチームにしたいのか」。
▶ 信頼関係をベースにしたチーム
▶ 選手たちが自発的にポジティブな声かけをできるチーム
▶ チャレンジ精神と継続力を育むチーム
──理想のチーム像を、みんなで描きました。
どちらも共通していたのは、
「サッカーを通じて、子どもたちの心を育てたい」
という熱い想いでした。
🌿第3回:いよいよ「どんな心を育てたいか」へ
今回のセッションは、その積み重ねをさらに一歩深める時間になりました。
セッションの冒頭では、
「最近、指導の中で“いい雰囲気を作れた”と感じたエピソード」
をシェアし合いました。
例えば──
▶ 試合前の緊張している子どもたちに、
「後のことは考えず、今を思い切りやろう」と声をかけたことで、緊張がほぐれたエピソード
▶ 経験の少ない子にシュートを決めさせようと、
仲間たちが自然にサポートし合った試合のエピソード
▶ まだ初心者の子も一緒に試合に出ながら、
自然と前向きな声かけが飛び交うチームの雰囲気が生まれたエピソード
どれも、「技術」以上に「心」が通い合う瞬間でした。
🧡心に残った指導者たちの想い
今回、参加してくださったコーチたちが共有してくれた価値観は──
- 「失敗を恐れず、今この瞬間を思い切りやること」
- 「努力の積み重ねが才能になると信じること」
- 「後悔のないようにやり切る姿勢を育てること」
- 「チームの仲間を思いやる心を育てること」
指導者一人ひとりの人生経験や想いが、
しっかりと子どもたちへの指導に生きていると感じました。
🌟私自身の想い
セッション中、私は父の言葉を紹介しました。
「人間、心やぞ」──
それは、55歳で亡くなった父が、何度も私に言い続けた言葉です。
技術や結果ももちろん大切だけれど、
最後に人を支えるのは「心」。
それは、今日ここに集まった指導者たちの姿を見ても、確信できることでした。
✨これからも
子どもたちに「技術」だけでなく、
「心を育てる指導」を届けていくために。
指導者同士、こうして価値観を共有し合いながら、
一歩一歩、前に進んでいきたいと思います。
ご参加いただいた皆さま、心からありがとうございました!
次回のグループセッションでは、
「行動原則(価値観に基づいた行動)」について、
みんなで考えていく予定です。
また次回、お会いしましょう!