中学生に教えに行って、こちらが考えさせられた話

この夏、ある学校で、生徒たちとコミュニケーションについて考える時間をいただきました。

印象に残った場面が二つあります。

一つは、

「クラスのコミュニケーションで気になることは?」

と聞いた時。

「茶化し」
「冷笑」
「人を下げる感じ」

そんな言葉が出てきました。

さらに「なぜ起きるんだろう?」と聞くと、

「劣等感じゃない?」

という声も。

中学生、なかなか鋭いです。
こちらが教えに行ったのに、普通に考えさせられます(笑)。

もう一つは、

「最近、嬉しかったことは?」

と聞いた時。

すぐには書けない生徒もいました。

一方で、

「先生は何を答えてほしいんだろう」

という空気を読むのは、とても速い。

もちろん、この二つが直接つながっているとは言えません。

ただ、

自分が何を感じているのかに気づけない時、相手にも同じように感情があることを想像しにくくなることがあるのかもしれない。

そうすると、とっさの言葉や反応を、そのまま相手にぶつけてしまうこともある。

冷笑や茶化しも、そんな反射的な反応を選び直せなかった場面の一つなのかもしれません。

自分は今、何を感じているのか。
何が嬉しいのか。
何が嫌なのか。

まず、自分の内側に気づくこと。

それができると、

「自分が嫌だったなら、相手も嫌かもしれない」
「自分が嬉しかったなら、相手にも同じようにしてみよう」

と、相手の気持ちにも想像力を向けやすくなる。

自分の気持ちに気づくことは、相手を大切にすることにもつながっている。

コミュニケーションの出発点は、案外ここなのかもしれません。

そんなことを、生徒たちから教えてもらいました。

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