ある大学サッカー部のラーナーセッション ①怪我で不安になったとき、選手が自分を立て直すたった一つの質問

※このブログはある大学サッカー部でのメンタルセッションをもとに書いています。内容は個人が特定されないよう一部変更しています。


先日、ある大学の選手と個人セッションを行いました。

テーマは
「怪我をしてプレーできない時期をどう過ごすか」

サッカーをやっている選手なら、ほとんどの人が経験するテーマです。

怪我をすると、選手の頭の中ではいろいろな声が聞こえてきます。

このまま戻れるのだろうか。
みんなに置いていかれるのではないか。
せっかく積み上げてきたものが崩れるのではないか。

プレーできない時間は、どうしても考える時間が増えます。
すると、不安が少しずつ膨らんできます。

これは決して弱いからではありません。
人間として自然な反応です。


怒りや不安の奥にあるもの

心理学では、怒りや焦りは「二次感情」と言われます。

その奥には

不安
恐れ
疲れ
焦り

といった一次感情があります。

怪我のときは、この一次感情がたまりやすい。

だから、普段なら気にならないことでも心が揺れます。

ここで無理にポジティブになろうとすると、かえって苦しくなることもあります。


そこで選手に聞いた質問

そのとき、私は選手にこんな質問をしました。

「もし親友が同じ状況だったら、あなたはどんな言葉をかける?」

すると、選手は少し考えてからこう言いました。

「焦らなくていいよ」
「ここまで頑張ってきたんだから大丈夫」
「怪我の期間も意味があると思う」

自分に対しては厳しい言葉をかけがちな選手でも、親友に対してはとても優しい言葉をかけるものです。


自分に対しても同じ言葉をかける

ここが大事なポイントです。

人は、自分には厳しく、他人には優しくなりがちです。

でも、本来は

自分にも同じ言葉をかけていい。

心理学ではこれを
「セルフコンパッション」
と呼びます。

自分を甘やかすという意味ではありません。

自分を客観的に見て、適切に支える力です。


怪我の時間は、実はチャンスでもある

怪我の期間は、確かにつらい時間です。

しかし多くの選手が後から振り返ると

「あの時間があったから変われた」

と話します。

プレーできないからこそ

自分のサッカーを見直す
身体を整える
チームを見る視点が変わる

そんな時間になることもあります。


最後に

怪我で不安になったとき、ぜひ自分に聞いてみてください。

「親友が同じ状況だったら、どんな言葉をかける?」

その言葉を、ぜひ自分にもかけてあげてください。

選手にとって一番長く付き合うチームメイトは

実は

自分自身

だからです。

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