この選手は
学校生活そのものがしんどかった時期があり
その影響もあって
チームの中でいじられたり
きつい言い方をされる場面が重なりました。
本人は我慢強く
表ではあまり反論しませんでしたが
内側では
「また言われるかもしれない」
という不安が積み重なっていました。
やがて
部活にも顔を出しづらくなり
声も出なくなっていきました。
声出しの意味を 180度変えた
チームの中でいじられたり
きつい言い方をされなくするには
どうすればいいか?
この選手に伝えたのは
「もっと声を出そう」ではありません。
声出しを
評価されるため
正しく見せるため
チームのため
に使うと
真面目な選手ほど苦しくなります。
そこで
声出しを
自分を守るためのバリア
として捉え直しました。
嫌なことを言われないため
自分の存在を小さくするのではなく
声を出すことで
自分を守る透明なバリアを張るイメージです。
まずは
「ナイス」
「いこう」
短い一言からでいい。
無理な日は出さなくていい。
そんな実験として
声出しにチャレンジしてもらいました。
関係性が「上下」から「横」に変わった
しばらくして
本人がこんな話をしてくれました。
これまで
「こうしろよ」
「なんでできないんだよ」
と
上から言ってきた仲間が
最近は
「こうやってもらえると助かる」
「次こうしよう」
と
横の関係で話してくれるようになった。
その結果
以前のように
大きく落ち込むことが
ほとんどなくなったそうです。
声を出したことで
相手を変えようとしたわけではありません。
自分の立ち位置が変わった
それが
関係性の変化につながっていました。
「イラつく人」が気にならなくなった理由
もう一つ
大きな変化がありました。
授業中にふざける
提出物を出さない
練習で手を抜く。
そういう行動をする
人の存在に
強いイラつきを感じていたそうです。
以前は
イラつき10点満点中10点。
そこで
こんな整理をしました。
・自分が大事にしている価値観
・相手が大事にしている価値観
は
同じでなくていい。
守れない人がいることを
どう捉えるかで
イラつきが点数が変わる。
ある捉え方に変えた結果
イラつきは
10点から5点まで下がりました。
コントロールできないことに意識が
引っ張られる
アンリソースフルな状態から
自分がコントロールできることに意識を戻せる
リソースフルな状態へ
少しずつシフトしていきました。
回復とは 強くなることではない
この選手は
急に自信満々になったわけでも
問題が消えたわけでもありません。
でも
・声が出る
・関係性に巻き込まれすぎない
・自分がコントロールできることに意識が戻れる
この状態を
自分で選べるようになりました。
回復とは
元に戻ることではありません。
無理をしなくても
自分でリソースフルな状態に
戻すスキルを習得することです。
出来事の捉え方で
感情が決まります。
ネガティブな感情になった時
捉え直しをすることで
感情を整える。
そのスキルの習得のために
今も一緒に歩いています。
もし
・学校や部活に行きづらくなっている
・人間関係で萎縮している
・声が出なくなっている
そんな選手や
それを支える保護者
指導者の方がいたら。
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