大事な試合ほど“考えすぎる選手”の頭の中で何が起きているのか?
~そして価値観コーチングが効く理由~
もしあなたのチームにも、試合前に眉間にシワ寄せて、
「ヤベェ…ミスしたらどうしよう…」
「監督に替えられたら終わりだ…」
と、勝手に自分を追い込んでいる選手がいるなら。
今日の話は、どストライクです。
■なぜ選手は“大事な試合”で考えすぎてしまうのか?
答えはシンプル。
判断の基準(=価値観)が曖昧だから。
これはもう、
“目的地を入力してないカーナビ”と同じ現象
です。
目的地がないカーナビは、こんな状態になります👇
- どの道に進めばいいか分からない
- 周りの車に影響されまくる
- 渋滞=人生の終わり
- 右折レーンにいるのに、「左かも?」と急に心変わり
(※交通違反レベルの優柔不断)
…そりゃ疲れますよね。
でも逆に目的地(価値観)が決まったカーナビなら?
- 迷わない
- 周りに振り回されない
- 状況が変わっても落ち着ける
- 「今なにをすればいいか」がすぐ分かる
選手の頭の中でもまったく同じことが起きています。
■ある選手の例:Aくんの場合
Aくんはこう言いました。
「大事な試合前になると、
ミスしたら…替えられたら…って考えすぎて集中できません。」
私はこう聞きました。
「どんな余計なことが浮かぶ?」
Aくん:
- ミスしたらどうしよう
- 替えられたらどうしよう
- 負けたらどうしよう
はい、完全に目的地なしカーナビ症候群です。
渋滞でパニックになるタイプです。
■価値観を掘る質問
私:「これまでのサッカーで、一番影響を受けた人は?」
A:「兄です。ずっと憧れてきました。」
私:「どんなところに?」
A:
- 努力を続ける
- 仲間を大事にする
- 集中力がある
ここに宝石(価値観の原石)が眠ってました。
■本人の言葉で価値観を整理するとこうなりました👇
- 努力し続ける姿勢(プロセス)
- 仲間を大切にする(チームワーク)
- 今に集中する(集中)
これで目的地が設定完了。
■価値観 → 行動に落とし込むと…
ここからが大事。
価値観は“飾り”ではなく、行動に変えてこそ意味を持ちます。
私は聞きました。
「その価値観を、試合中の行動にするとしたら?」
Aくんが自分で答えます👇
①プロセス(努力)
ミスした瞬間、基本プレーに戻る。
●行動例
- DF→まず体を寄せる
- MF→2タッチで前を向く
②チームワーク
声の役割をひとつ決める。
例:
- 味方がミス→「気にすんな、次!」
- チームが沈む→「まだいける!」
抽象ではなく、場面 × 言葉 × 対象まで明確に。
③集中
判断は3秒以内
“迷うスキマをなくす”ルール。
■なぜこれで考えすぎなくなるのか?
理由は3つ👇
✔①戻る基準ができる
- 「ミスしたら…」→基本プレー
- 「替えられるかも…」→声の役割
迷っても帰る場所がある。
これが強い。
✔②やることが決まると雑念が入れない
- ミス後→次の1プレー
- 集中したい→3秒ルール
頭の余白が減り、余計な思考が侵入不可能に。
✔③自分で決めた行動だから本番でも使える
コーチに言われた“義務”ではなく、
自分で決めた“納得行動”。
つまり、忘れない。揺られても戻れる。
■実際に起きた変化
Aくんはこう変わりました👇
- ミス後の切り替えが異常に早い
- 判断がシンプルで迷わない
- 大事な試合でも普段通りの集中ができる
コーチが魔法をかけたわけではありません。
価値観(目的地)+行動(ルート)を整えた結果です。
■指導者の皆さんへ
シーズンの切り替わりやオフシーズンは、
価値観を言語化する最高のタイミング。
そのまま使えるテンプレ👇
🔥価値観コーチング5ステップ🔥
- 悩みを聞く
- 影響受けた人物を探る
- 価値観を言語化
- 行動に変換
- 揺れた時の戻り方を決める
■最後に
選手が迷うのは、
メンタルが弱いからではありません。
“目的地が設定されていないだけ”。
価値観が明確になると、
選手はブレず、迷わず、堂々とプレーできます。
もし質問や相談があれば、遠慮なく送ってください。
選手の未来は、指導者と共につくるものです。
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