他人と比べるのをやめたら、サッカーはもっと楽しくなる
あなたは、他の選手と自分を比べて落ち込んだことはありませんか?
たとえば、
- 「同じポジションのアイツはレギュラーなのに、自分はまだベンチ…」
- 「あの選手はゴールを量産してるのに、自分は全然点が取れない」
- 「SNSを見るたびに、自分だけ取り残されている気がする…」
そんなふうに、誰かと自分を比べて自信をなくしてしまうこと、きっと一度や二度じゃないと思います。
でもね、他人との比較って、実はあまり意味がないんです。
なぜなら、本当に比べるべきは「昨日の自分」だから。
- 昨日の自分より走れる距離が伸びた
- 先週よりもパスの精度が安定してきた
- 前回よりもミスを引きずらなくなった
- 朝のルーティンが少しスムーズになった
そんな小さな「自分の成長」に目を向けることが、サッカー選手としても、人としても、確実なステップアップに繋がります。
この「自分はちゃんと進んでる」という実感が、
- 試合前の安心感になったり、
- 大事な場面で踏み出す勇気になったり、
- スランプに陥ったときの、自分を支える軸になったりします。
一方で、他人との比較はたいてい「できていない自分」ばかりに目が行ってしまい、
- 自己嫌悪になったり
- モチベーションを失ったり
- プレイにも悪影響が出てしまったり
…そんな悪循環に陥ってしまうんです。
でも冷静に考えてみてください。
あなたが「すごい」と感じているその選手も、
- もしかしたら過去に身体能力を磨いていたかもしれないし、
- 環境に恵まれているだけかもしれないし、
- あなたが見ていないところで、コツコツ練習してるのかもしれない。
つまり、才能や能力の差じゃなく、「条件」が違うだけなんです。
僕が見てきた選手たちを思い出しても、本当に成長していったのは、
- 誠実に練習に向き合っていた選手
- 課題に対して地道に取り組み続けた選手でした。
最初はまったく目立たなかった選手が、半年後にはスタメンを勝ち取ったり、
コーチの信頼を得て重要なポジションを任されるようになったり。
それは決して「誰かと比べた結果」ではなく、
「自分と向き合い続けた結果」だったんです。
だからこそ、焦る必要なんてありません。
他人じゃなくて、「今、自分ができること」に集中してみてください。
- 昨日より少しでも上達すること
- 今日やるべきことに集中すること
- どんな姿勢でプレーに向き合うかを大切にすること
この積み重ねが、「なんだ、自分ってやれるじゃん!」という実感になり、
やがてはあなたのセルフイメージをガラッと変えてくれます。
最後にもう一度、大事なことを伝えます。
比べるのは他人ではなく、昨日までの自分。
どんな環境でも、どんな状況でも、
あなたのペースで、あなたらしく、成長していってください。
応援しています。