スタメン落ちした君が、もう一度立ち上がるためにできること
最近、試合でうまくいかなかった。
スタメンから外されて、正直、気持ちが沈んでる。
朝の練習も、気が乗らない。
そんな経験、ないですか?
ある大学サッカー部の選手が、まさにそんな状況にいました。2試合連続で負け、自分のプレーもよくなかった。次の試合ではスタメンから外されて、モチベーションが下がってしまったといいます。
「正直、応援する気にもなれなかった。出たかったのに、出られない。悔しさが先にきちゃって」
これは、あなただけじゃありません。誰にでもあることです。大事なのは、そのあと、どうするか。
気持ちが沈んだとき、何を思い出せるか?
その選手に「一番印象に残っているプレーってどんなの?」と聞いてみました。
すると、こんな話をしてくれました。
「中学のとき、練習試合で、一瞬“道”が見えたんです。みんなが消えて、ここにパス出せって感じた。何も考えずに、左足でそこに蹴ってたんですよね」
あとから思えば、それが“ゾーン”とか“フロー”って呼ばれる集中状態だったんだと思います。
試合の流れ、空気、仲間の動き、自分の感覚が全部つながった瞬間。
プレーって、こういう瞬間があるから面白い。
「上手くいかなかった試合」じゃなくて「自分に戻るきっかけ」
じゃあ、今の落ち込んだ気持ちはどうしたらいいのか?
答えは、他人の評価じゃなく、「自分のプレー」に目を向けることです。
- 相手の動きを読んでパスコースを見つける
- 仲間が驚くようなプレーをする
- 自分らしい動きが1回でもできたか?
そうやって、自分が「これが自分のサッカーだ」って思える瞬間を、練習でも試合でも、1つずつ増やしていく。
その選手も、「あのときの“ゾーン”に入ったようなプレーを、また目指したい」と言っていました。
そして「ベンチスタートでも、練習からもう一度挑戦してみよう」と、気持ちを切り替えたのです。
まとめ:落ち込んだときこそ、「自分にとってのサッカー」を思い出そう
誰でも、ミスするし、スタメンから外されることもあります。
でも、それで全部終わりじゃない。
本当に大事なのは、「自分がどんなプレーにワクワクするのか」を思い出して、そこからもう一度立ち上がること。
今、気持ちが沈んでいる君へ。
“ベンチにいる時間”を、「自分に戻る時間」に変えてみてください。
きっとまた、自分のサッカーが見えてくるはずです。