ポジティブ思考を育む3つのアプローチ—M選手の挑戦から学ぶ

スポーツ選手にとって、技術やフィジカルのトレーニングと同じくらい重要なのが「メンタルトレーニング」です。今回は、大学サッカー部のM選手とのセッションを通して、ポジティブ思考を育むためのアプローチについて考えます。


1. 捉え直しの力を身につける

私たちが日常で経験する出来事は、その「捉え方」によって感情や行動が大きく変わります。たとえば、試合中のミスに対して「また失敗した」と落ち込む選手もいれば、「次で取り返す」と前向きに考える選手もいます。この違いは、無意識の「自動思考」が生み出しています。

M選手とのセッションでは、この自動思考を意識し、「ポジティブな捉え方の癖」を作ることの重要性を共有しました。これは一朝一夕でできるものではありませんが、意識的な練習とフィードバックを繰り返すことで、ポジティブ思考を「体質化」することが可能です。


2. 自分軸を確立する

「自分軸」と「他人軸」のバランスは、成長するうえで非常に重要です。M選手は「指導された内容を鵜呑みにするのではなく、自分で納得してから実行したい」と話してくれました。この姿勢は、自分軸を持つ好例です。

セッションでは、自分軸を強化するために「自分の価値観や目標を明確にすること」を重視しました。これは、外部の評価に左右されず、自らの成長を主体的に進めるための第一歩です。


3. 明確なビジョンを描く

夢や目標を具体化することで、人は行動に意味を見出しやすくなります。M選手は、「海外の大学院で学びながらサッカーを続けたい」という壮大なビジョンを語ってくれました。

その実現に向け、セッションでは「ビジョンマップ」の作成を提案。ビジョンマップとは、理想の未来を視覚化し、日々それを意識し続けるためのツールです。M選手には、年末年始を活用して自身の目標を具体化したビジョンマップを作成する課題を出しました。


M選手に見た未来の可能性

今回のセッションでは、ポジティブ思考を育むための「捉え直し」「自分軸の確立」「明確なビジョン」の3つを重点的に話し合いました。松本選手のように、自らの課題に真摯に向き合い、小さなステップを積み重ねていくことで、誰もが自分自身を超えることができます。

スポーツだけでなく、日常生活や仕事にも応用できるこのアプローチ。ぜひ皆さんも、自分自身の可能性を広げるために試してみてはいかがでしょうか?

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA