結果待ちの不安でソワソワしている選手・学生に、今できること

試験、セレクション、進級、就活…。
育成年代の選手や学生って、よく考えると「結果待ち」の時間、かなり多いんですよね。

この時期、セッションでよく聞くのが、

「何もしてないのに、ずっと疲れてます」
「考えても仕方ないのに、考えちゃいます」
「スマホ見てたら一日終わってました」

…はい、全部わかります。
大人の私でも、普通にあります。

結果が自分の手を離れた瞬間、人の頭って、
なぜか“答えの出ない会議”を24時間開催し始めるんですよね。
しかも議長も書記も全部自分。なかなか休ませてくれません。


結果は変えられない。でも、今できることはある

この時期、まず整理したいのはここです。

結果そのものは、今はもう変えられない。
でも、

・今の心の状態
・今日の過ごし方

ここは、まだ自分で選べます。

なので私は、結果待ちの選手にはこんな問いを投げます。

「今、結果はどうにもできないけど、
今日の自分のコンディション、何点くらいだと思う?」

この問いに変えただけで、
話が“未来の不安”から“今の状態”に戻ってきます。

不安を消そうとしなくていい。
まず、今の自分に戻ってくる。
ここが第一歩です。


うまくいってた時の自分、ちゃんと覚えてますか?

次にやるのは、反省ではなく振り返りです。
しかも「ダメだった点」じゃなくて、「うまくいってた点」。

・どんな場所だと集中できてた?
・誰と話してる時は、ちょっと元気出てた?
・生活リズムで、これは良かったなってことは?

だいたい出てくるのは、こんな話です。

・静かな環境だと集中できた
・誰かと話すと気持ちが上がった
・やることが整理されてると楽だった

つまり、
調子が良かったのは「気合が入ってたから」ではなく、
「整いやすい条件がそろってただけ」というケースがほとんど。

これに気づくと、選手の表情が少し変わります。

「自分、ダメなんじゃなくて、条件が良かったんだ」
この感覚、かなり大事です。


調子が落ちた時の“戻り方”を先に決めておく

もう一つ、ぜひやっておきたいのが、
「調子が落ちた時、どう戻るか」を決めておくこと。

私はよく、こんなシンプルな形を勧めます。

まず体。
シャワーでも、ストレッチでも、外に出て深呼吸でもいい。

次に環境。
部屋全部じゃなくて、机の上だけで十分。

最後に頭。
今日やることを3つだけ書き出す。それ以上考えない。

不安を消そうとすると、だいたい長期戦になります。
でも、整える行動は、わりと短時間で効きます。

感情はコントロールしにくいけど、行動は選べる。
ここを使う感じです。


モチベーションが低い時期も、実は悪くない

結果待ちの時期って、どうしてもエネルギーが下がります。

でもこれ、よく考えると不思議な話で、
先が見えないのに全力で走れと言われても、
それはちょっと酷です。

スポーツも、ずっとトップギアでは走りませんよね。
今は整えながら次に備えるフェーズ、という時期もあります。

無理に「もっと頑張れ」と言うより、

「今は回復と準備の時間かもしれないね」

この一言で、選手の呼吸が少し楽になることもあります。


結果がどう出ても、ちゃんと残る力がある

最後に、私はよくこんな話をします。

進級、就活、社会人、ケガ、レギュラー争い。
人生って、だいたいずっと結果待ちです。

そのたびに心が折れていたら、正直しんどい。

でも、
自分の状態を整えて、また動き出せる力があれば、
何度でも立て直せます。

育成年代で身につけておきたいのは、
勝ち方よりも、実は“戻り方”なのかもしれません。

偉そうに言ってますが、
これは全部、私自身が何度も崩れて学んだことでもあります。


もし今、選手の様子が気になっていたら

結果の話ばかりになっていないか。
気合や根性で乗り切らせようとしていないか。
生活や環境まで目を向けられているか。

ここを少し見直すだけで、
選手の表情や練習の質が変わることは、実際によくあります。


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