怪我とチームマネジメント ― 公平性と安心感をどう両立するか

大会を控えたチームにとって、怪我や選手層の変化は避けて通れないテーマです。
復帰した選手をどう扱うのか。出場機会を減らされた選手のモチベーションをどう支えるのか。
現場にいる指導者なら、誰もが一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。


怪我選手の扱いは「公平性」がカギ

怪我明けの選手をすぐに起用すればリスクがあります。
逆に外してしまえば「冷遇された」と感じ、チームの雰囲気を乱すこともあります。

大切なのは「本人の状態を尊重すること」と「チーム全体への公平性をどう保つか」をセットで考えることです。
例えば、復帰直後はプレー時間を限定したり、練習試合で段階的に戻すなど、「納得感のあるプロセス」を全員に見せることが、チームの信頼を守ることにつながります。


メディカルスタッフが矛先になるとき

現場では時に、怪我をした選手がメディカルスタッフに不満をぶつける場面があります。
「治るのが遅い」「もっと試合に出られるようにしてほしい」――そんな声が出てしまうのです。

しかし、これはスタッフの責任ではなく、多くの場合「プレーできない焦り」や「将来への不安」が背景にあります。
指導者にできるのは、感情を吐き出せる場をつくり、スタッフを守る姿勢を見せることです。
スタッフと選手の信頼関係を守ることは、長期的に見てチーム全体の安定に直結します。


ネガティブ感情をチームに広げない工夫

選手が不安や怒りを自分の中で処理できないと、その感情はチーム全体に広がります。
一人のネガティブが、練習の雰囲気を大きく変えてしまうことも少なくありません。

だからこそ指導者には、

  • 公平性を意識したメンバー選考
  • 感情を吐き出せる安心の場づくり
  • スタッフを守るリーダーシップ

この3つが求められます。
安心感と公平性、この両方が揃って初めて、選手は力を発揮できます。


指導者への問いかけ

あなたのチームでは――

  • 怪我から復帰した選手の扱いを、どのように決めていますか?
  • メディカルスタッフが「不満の矛先」にならない工夫をしていますか?
  • チーム全体の雰囲気を悪化させない仕組みを意識していますか?

ぜひ一度、チームのルールやコミュニケーションの仕組みを振り返ってみてください。
大会前の小さな工夫が、選手の主体性やチームの一体感を大きく変えるきっかけになります。

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