スランプから脱した選手のメンタリティの変化
ある選手は周りからの期待と実際のパフォーマンスのギャップに悩み、重圧とストレスで毎日苦しい時期を過ごしました。
彼は以前、外部からの期待に応えるために自己に厳しい評価を下す傾向がありました。その理想や目標に到達できなかったとき、いつも自分を許せなかったのです。
しかし、メンタルコーチングを通じて、自分を客観視できるようになり、そこをちょっとだけ許して、周りからの期待よりも自分がしたいことをできるようになっていきました。そして、今の自分にできることに向き合って、チームの力になれればと思えるようになっていきました。
回りからの期待と自分自身がやりたいことのバランスを見つけることで、プレーに新たな喜びを見出すことができるようになったのです。
理想を追いかけるのではなく、今の自分にできることを全力でやる。
このメンタリティの変化によって、結果としてチームへの貢献がより大きくなり、以前にも増してチームに欠かせない存在になりました。
個とチームの比重、もしくはバランスは、多くの選手がぶつかる壁ですが、この壁を乗り越えた選手は正しい成長曲線を歩んでいるとも言えると思います。
内的な動機が、真の満足と成功に向けた道を開いてくれるのかもしれません。