「居場所」があっても、なぜ子どもは苦しむのか

― 昭和の関わり方では届かなくなった理由と、新しい関わり方 ―

小中高生の自殺者数が過去最多。

このニュースを見て、胸が詰まりました。

現場にいると、不登校やいじめは特別なことではありません。
むしろ、増えているという実感があります。


でも、少し正直な話をさせてください

この話、多くの大人にとっては
どこかピンとこない部分があるかもしれません。

なぜなら、私たち自身が

「何やってんだ!」
「ちゃんとやれ!」

そうやって育ってきた世代だからです。


昭和の関わり方は、間違っていたのか

結論から言うと

間違っていたわけではありません。

あの時代は

  • 我慢する力
  • やり抜く力
  • 集団の中での規律

それが求められる時代でした。

そして、その関わり方で
実際に成長してきた人もたくさんいます。


では、なぜ今うまくいかないのか

理由はシンプルです。

時代と環境が変わったからです。

今の子どもたちは

  • 常に比較される
  • 正解を求められる
  • 失敗が許されにくい

そんな環境で生きています。


同じ関わりでも「意味」が変わってしまう

昭和の時代は

「何やってんだ!」
→ 奮い立たせる言葉

今の時代は

「何やってんだ!」
→ 自分を否定されたと感じる言葉


つまり問題はここです

関わり方が古いのではなく
環境に合わなくなっている


無意識にやってしまっていること

多くの大人は今も

  • できたら褒める
  • できなければ叱る

この関わりをしています。

これはつまり

結果で人を見る関わり方です。


子ども側に何が起きるか

この関わりが続くと

  • 結果を出さないと認められない
  • 失敗が怖い
  • 本音を出せない

そして

👉 学校に行けなくなる
👉 周りに攻撃的になる
👉 自分を追い込む

こうした形で表に出てきます。


では、どう変えればいいのか

ここで必要なのは

根性論をやめることではありません。

順番を変えることです。


ポイントは「安心が先」

昭和の関わりは

👉 基準 → 行動

でした

これを

👉 安心 → 気づき → 基準

に変える


具体的にどう関わるか

例えば、現場でよくある場面です。

遅刻や準備不足が続いているとき


昭和型

「何やってんだ!」
「ちゃんとやれ!」


アップデート型

「できない時もあるよな」

その上で

「このままだとどうなると思う?」
「どうしたら良くなりそう?」


何が違うのか

  • 昭和型 → 外から動かす
  • 新しい関わり → 内側から動く

これは甘やかしではない

むしろ逆です。

自分で考えて選ぶ分
責任は重くなる


なぜこれが必要なのか

これからの時代に必要なのは

  • 言われたことをやる力ではなく
  • 自分で考えて選ぶ力

だからです。


現場で迷ったら

これだけで十分です。

① まず受け止める
② 正解を言わない
③ 一つ問いを投げる


最後に

もし、これまでの関わり方に違和感があるなら

それは「間違っている」からではなく

時代に合わせてアップデートするタイミングです。


まとめ

今の問題は

子どもが弱くなったのではありません。

関わり方のOSが、時代に合っていない

それだけです。

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