育成年代メンタルセッション ⑥不登校経験のある選手に指導者がやってはいけないこと

前回の記事では

不登校経験のある選手には
人の気持ちを感じ取る力や内省する力など、特有の強みがあることを書いた。

ただし、ここで一つ注意がある。

それは

関わり方を間違えると、その強みが発揮されにくくなる

ということだ。

現場でよく見かけるのは、次のような関わり方だ。

一つ目。

「早く慣れろ」というプレッシャー。

指導者としては、チームに早く馴染んでほしい。

その気持ちはよく分かる。

しかし、人間関係のペースは選手によって違う。

特に過去に人間関係でつまずいた経験がある選手は

慎重に関係を作ろうとする。

そこに

「もっと積極的にいけ」
「遠慮するな」

という言葉が続くと

選手は

「自分はまだ足りないのか」

と感じてしまうことがある。

二つ目。

無理に輪に入れようとすること。

例えば

「みんなで話そう」
「輪に入れ」

といった働きかけ。

これも善意から出ていることが多い。

しかし、人間関係は

一対一

から始まることが多い。

安心できる相手が一人できると、そこから自然と広がる。

逆に、いきなり大きな輪に入れると

かえって緊張が強くなることがある。

三つ目。

過去を必要以上に意識すること。

「この子は不登校だったから」

そういう見方が強くなると

指導者の関わりも慎重になりすぎる。

すると選手は

「特別扱いされている」

と感じることがある。

大切なのは

特別扱いではなく

普通の関係だ。

声をかける。
話を聞く。
プレーを見る。

その積み重ねで、信頼関係はできていく。

育成年代では

技術指導と同じくらい

関係性の安心感

が大切になる。

安心感があると、選手は少しずつチャレンジする。

そしてチャレンジが増えると、選手の力が出てくる。

選手の成長は

技術
体力
戦術

だけで決まるわけではない。

安心して挑戦できる環境

その中でこそ、本当の成長が起きる。

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