不登校の経験がある選手は、人間関係に慎重になることが多い。
空気を読む。
距離をとる。
慎重に関わる。
一見すると、少し消極的に見えることもある。
しかし現場で選手を見ていると、あることに気づく。
実はこういう選手には
特有の強み
がある。
一つ目は
人の気持ちをよく感じ取る力。
人間関係で悩んだ経験がある選手は、周囲の空気をよく感じ取る。
・誰が困っているか
・誰が元気がないか
・チームの雰囲気
そういうものに敏感だ。
この感覚は、サッカーでもとても重要になる。
味方の状態。
チームのリズム。
試合の流れ。
それを感じ取る力は、プレーにも表れる。
二つ目は
自分を見つめる力。
不登校の経験をした選手は
「自分はどうしたいのか」
を考える時間を持つことが多い。
その時間は、決して無駄ではない。
むしろ
内省する力
を育てることがある。
これは成長していく選手にとって、とても大切な力だ。
三つ目は
回復する力。
一度つまずいた経験がある選手は、もう一度立ち上がる経験をしている。
つまり
レジリエンス
を持っている。
困難を経験していない選手よりも、むしろ強いこともある。
もちろん、最初は慎重になる。
人間関係もゆっくり進む。
しかし時間が経つと
その慎重さが
安定感
に変わる。
指導者が大切にしたいのは
「早く慣れさせること」
ではない。
むしろ
安心していられる環境を作ること。
安心感があると、選手は少しずつチャレンジする。
そしてチャレンジが増えると、選手の強みが表れてくる。
サッカーの成長は
技術だけではなく
人としての成長
と深くつながっている。
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