最近、あらためて感じたことがある。
人は、準備が整ったときにしか、次の段階へは進まない。
どれだけ正しいことを伝えても。
どれだけ構造を説明しても。
本人の内側に「問い」が生まれていなければ、それは届かない。
以前の私は、引き上げようとしていた。
もっと違う見方があるのに。
そこから抜けられるのに。
そう思うたびに、説明し、整理し、時には正しさを差し出した。
でもそれは、本当に相手のためだったのだろうか。
もしかすると、
「分かってほしい」という自分の不安を落ち着かせるためだったのかもしれない。
段階差があるときにできることは、
相手を上げることではなく、
自分が落ちないこと。
反応しない。
正しさをぶつけない。
必要なら距離を取る。
そして、自分の軸に戻る。
もしその人が一生その段階のままだとしても、
私は穏やかでいられるだろうか。
それは相手の成熟ではなく、
私自身の成熟の問いなのだと思う。
誰かを変えることよりも、
自分が整っていること。
それが、いちばん静かで、いちばん強い影響力なのかもしれない。
コメントを残す