飲み会みたいな雰囲気で始まったのに、最後はみんな真剣な顔だった

今日のグループコーチング、
正直、最初はちょっとゆるい空気でした。

試合終わりで集まって、
「とりあえず一杯」みたいな感じで始まって、
雑談も多くて、雰囲気はほぼ飲み会(笑)。

でも、セッションの最後、
ふと顔を上げた時に気づいたんです。

さっきまで笑っていたみんなの表情が、
いつの間にか、すごく真剣になっていたことに。


指導者も、迷いながらやっている

今回集まってくれたのは、
平日は普通に仕事をして、
夕方や週末に子どもたちを見ているボランティア指導者の方たち。

プロの指導者じゃありません。
でも、責任はちゃんと背負っている。

「この関わり方でいいのかな」
「もっとできることがあるんじゃないか」

そんな迷いを、みんな心のどこかで抱えています。

だから今日は、
技術の話や戦術の話はほとんどしませんでした。

やったのは、

  • 今、チームはどんな状態か
  • どの子がつまずいていそうか
  • 3ヶ月後、チームがどんな姿になっていたら嬉しいか

そんなことを、付箋を使いながら一緒に整理する時間。


分析より先に、まず“顔が浮かぶ”こと

付箋に書かれるのは、実名の選手。

「この子、最近ちょっと元気なくて」
「この子、家の人とあまり話せてなくて」

話は自然と、数字や評価じゃなく、
一人ひとりの顔が浮かぶ話になっていきます。

そして、

「3ヶ月後、この子がこんな表情でプレーしてたら嬉しいよね」

そんなイメージを共有していくと、
場の空気が少しずつ変わっていきました。


指導者が一番怖いのは、実はここかもしれない

途中で、こんな話にもなりました。

「任せてうまくいかなかったらどうしよう」
「結果が出なかったら、自分のせいって思われるよね」

指導者って、
選手のことを考えているようで、
同時に“自分の評価”の不安ともずっと戦っています。

だから、つい指示したくなる。
つい口を出したくなる。

それって、弱さじゃなくて、
すごく人間らしい反応だと思うんです。


それでも、少しずつ任せていくという選択

今日のゴールは、
チームを一気に変えることではありませんでした。

ここからの3ヶ月、

  • どの子に
  • どんな関わりを
  • 少しだけ変えてみるか

そこを具体的に決めること。

「完璧にやろう」じゃなくて、
「まずやってみよう」。

この感覚を、みんなで共有できたのは大きかったと思います。


俺が仕切らなくても、場が回っている

正直に言うと、
今日はあまり僕が仕切らなくても、
みんな勝手に話し合っていました。

誰かの話に、誰かがうなずいて、
別の人が自分の現場の話を重ねていく。

それを見ていて、
僕はちょっと「ほっと」していました。

ああ、この人たち、ちゃんと考えてるな。
ちゃんと向き合おうとしてるな、って。


最後に見た、あの真剣な表情

だから、最後の締めの時に見た、
あの真剣な表情が、すごく印象に残っています。

さっきまで笑ってたのに、
今はみんな、自分のチームのことを考えている顔。

たぶんあの瞬間、
「いい話を聞いた」じゃなくて、

「よし、ちゃんと向き合おう」

って、それぞれが自分に言っていたんじゃないかなと思います。


指導って、ひとりで背負うものじゃない

改めて感じたのは、
指導って、ひとりで抱え込むものじゃないということ。

こうやって、迷いも含めて話せる仲間がいるだけで、
人は少し前に進めます。

完璧じゃなくていい。
うまくいかない日があってもいい。

それでも、
「どう関わろうか」と考え続けている限り、
チームも、人も、ちゃんと育っていく。

今日のあの空気は、
それを静かに教えてくれた時間でした。

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